お遍路ハウス ニート管理人の日々 (HENRO HOUSE SHIKOKU88)

四国の空き家や使ってない部屋を活用し、ニートやひきこもりが管理人を務め、近年増加する若者や外国人のお遍路さんに向け、一泊2800円の格安素泊り宿を整備する認定NPO法人ニュースタートのプロジェクト「お遍路ハウス四国88」の製作過程を書いています。                               第一号 松山ハウス(松山市桑原4丁目15-21)含め6軒が2016年4月よりオープン。ご予約は、お遍路ハウスHP(https://henrohouse.jp/)より、会員登録(無料)の上、お願いします

改めて、お遍路ハウスの良さ

高知の民宿での2か月の続編は後ほど書くとして。

 

そこで、一般的な民宿業に関わったからこそ

見えてきたもの、そして改めてお遍路ハウスの

いい点だなと感じたことを書いておきます。

 

お遍路ハウスの良い点は大きく2つ。

 

1、精神的に余裕をもって出来る(特に金銭面)

 

民宿業で儲けるのは結構、大変だなーと。笑

まぁどの職業でも大変さはあると思いますが

やっぱり建物やら食材、水道光熱費、人件費とかかる固定費が多い。

 

なので、建物買うとこからやってたら元を取るのも、、って感じで。

何とかやっているところも結局、元々家族で引き継いでってところですね。

 

それだって、中の物がなにか壊れれば

修繕費だって馬鹿にならないわけですから。

 

民宿は建物引継ぎで従業員も家族でやるのが、前提条件かなと

 

やっぱり、都心でエアビー(Airbnb)やるのとはわけが違いますよ。

年中人が来るわけでもないし。

 

幾らね、お遍路さんにお接待の気持ちでっていっても

生活もかかっているし、ガチでビジネスと言うことでやると

そうも言ってらんないですよね。

 

だから、スペインの巡礼を回ってきた外国人なんかは

やはり日本の遍路はビジネスだよねと言ってました。

 

そういう意味ではお遍路ハウスは鼻から二神さんが

儲かる心配はいりませんよと宣言していますし

提供される方も自宅の一室だったりなわけでそこまで

ガッツク必要もなく、心に余裕もって出来る感じが良いですよね。

 

一番門前ハウスなんかは、非常に理想的で

管理人の2人は年金だったり、自分のビジネスを持っていて

自身の生活は賄えていて、その上で毎日新たな出会いがあって退屈しないし

家賃分は十分にペイできるくらいインがあるという。

 

また素泊まりだから食事の用意がないので

ゲストと話す時間的、精神的余裕もあるし。

 

1が長くなりましたが

2つ目は、自由度の高さですよね。

 

お遍路ハウスは基本的に閑散期を休みにしている

と言うことで、その期間は自由ですし

仮に、営業中に空けるとなっても素泊まりだから

代わりに基本誰でも対応できるじゃないですか。

 

まぁ民宿でも料理1,2パターン学べば

引き継げるかもしんないですけど多少時間かかりますしね

 

以上、大きく2つの良い点でした。

 

P.S

お遍路ハウスは、徐々に認知されてきているなと感じます。

高知の民宿にいた時も、もう既に3か所のお遍路ハウスを利用したよ

というアメリカ人にも出会いましたしね。

 

その一方で、認知されたことで、アンチの存在も多少出てきたみたいです。笑

まぁなんというか善根宿と民宿の中間みたいな新たな立ち位置ですから

理解されにくいのかもしれませんね。

 

既存のお遍路業界の人からしたら、若者の新しい生き方やら

世界平和やらはピンと来ないのでしょう。

 

それも含めて着実に進んでいるということなのかなと。