書くという事
今日は、「バッテリー」等で有名な
あさのあつこ氏の講演があったので聞いてきた。
ってか、「バッテリー」全6部作らしいんですが
総売り上げ1000万部越えとかすご過ぎ。
日本で一番売れた「窓際のトットちゃん」で580万部ですから。
bestsellerranking.hatenablog.com
平均して1作あたり160万部以上な訳で
これから先、日本の作家の小説でこれを上回るものって出ないでしょレベル。
まぁ、数値的な話はここまでにしておいて
彼女の話で印象に残ったことを記しておこう。
彼女は「書く」という行為を皆に推奨していた。
それは、何も作家を目指すとか、誰かに評価してもらうとか
そういう為じゃなくて、客観的に自分を見るために。
書くことで、自分との間に距離が出来て隙間を生むことが出来るからだ。
一人の人間でも、多面性があるにも関わらず
年を取ると、自分は社会においてこういう立ち位置だから
こうしなくてはいけないと自分を固定しがちになる。
だからこそ、日記でもブログでも何でも良いから
その時に感じたこと、考えたことを記しておけと。
10代には10代、70代には70代のその瞬間にしか書けないものがあるから。
そして、言語化する際に一番大事なのは
多様なボキャブラリーより前に自分の五感であることも忘れずに。