お遍路ハウスの現実
今日は、松山では間違いなく、そして四国内でも一番デカい不動産会社の
社長さんから直々にお遍路ハウスについて聞きたいとメッセージを頂き
お話をする機会に恵まれた。
まず、こちらとしては、そのフットワークの軽さに驚かされた。
そして、肝心の話し合い。
これまでOPENしてから3ヵ月の様子、これからの流れ等を報告。
さすがは、日々何十億規模の金を動かし、様々なビジネスを同時並行で行い
新人研修までご自身でやられている方だけあって、非常に会話のテンポが速い。
「50か所作れば、一通り周れるなら、全て簡易宿所基準に基づくものを作り、それぞれのハウスがお遍路ハウス以外にも、じゃらんや楽天、トリップアドバイザー、エアビーにも堂々と登録して稼働率を上げれるようにした方がいいのでは?」
来年から、法が改正されて届け出だけでよくなるとしても
営業日数やら、本当にちゃんと施行されるかまだまだ不確定要素も多いからと。
まぁ、確かにそれが出来れば理想だけど資金的にかなり厳しいものがある。
また、お遍路さんが増えているといっても実際には10年前、20年前に
比べると半減している訳で、今現在では投資したとて、回収できる見込みも薄い。
当の社長さんは、1年目は赤字としても、2年でトントン、3年でプラスに
なる絵が描ければ、一枚噛んで、出資してもいいかと考えていたそうですが
これは、今のペースだと10年スパンで、四国遍路が世界遺産に登録されたとして
ようやくどうにかなるかどうかだと感じられたそうです。
帰り際に一言
「綺麗事だけで、人は動かないよ」
と言われ、返す言葉が見つかりませんでした。