お遍路ハウス ニート管理人の日々 (HENRO HOUSE SHIKOKU88)

四国の空き家や使ってない部屋を活用し、ニートやひきこもりが管理人を務め、近年増加する若者や外国人のお遍路さんに向け、一泊2800円の格安素泊り宿を整備する認定NPO法人ニュースタートのプロジェクト「お遍路ハウス四国88」の製作過程を書いています。                               第一号 松山ハウス(松山市桑原4丁目15-21)含め6軒が2016年4月よりオープン。ご予約は、お遍路ハウスHP(https://henrohouse.jp/)より、会員登録(無料)の上、お願いします

結局、人は・・・

今日は、コチラに来て初めて自転車に乗りました。

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これまで専ら、車での移動でしたし、最近は雨の日も多かったので

サイクリングするという発想がなかったのです。

 

その模様は別の記事で書くとしましょう。

 

ところで、皆さんは

誰かが言っていた言葉で、その時にはあまりピンと来なかったけど

後になってみて「なるほどな」と腑に落ちたことってありませんか?

 

まぁ、あると思います。

 

僕も丁度、今日それがありまして

昔、尊敬する方が

 

「ギブ&テイクなんてクソだ。

 人生はギブギブギブでしか上手く行かない」

 

と仰っていて、心には残ったんですけど

本音としては、まぁそのスタンスになれたら

最強だろうけど、ある程度余裕のある人が為せることであり

ちょっと綺麗事で偽善っぽいなと思っていました。

 

それに、「そもそも自分自身をまず何とかしなきゃダメだろ」と。

 

そして、その「何とかする」というのは、具体的に言えば

経済基盤だったり、社会的地位の確立を指します。

 

だから、自分もみんながやっているように、自己啓発書読んだり

色んなアプローチで、どうやったら稼げるかと考え動いてきた。

 

まぁ、でも残念ながら飛びぬけた商才があるわけでも無く

どれもこれも上手くは行かなかったし、

 

結論として

そもそも、

 

お金や地位の為に、そこまで一生懸命になれない

 

事に気付いた。

 

 

有難いことに、

自分は貧しい家庭に生まれた訳でもなく、壮絶な生い立ちもない。

まぁ、言ってみれば何不自由なく育ったドンピシャゆとり世代なのだ。

 

その姿勢を上の世代に「甘い、なってない」と指摘されれば

それまでなのかも知れないが、物が溢れ、大して金が無くても

生きれる中、血眼になって働こうという気には到底ならない。

 

別に、高級車や時計、別荘も欲しくなくて

たまに、美味いものを食えれば、それで良い。

 

そりゃあ、ニートフリーターも増える訳だ。

むしろ、至極真っ当な流れと言っても過言ではない。

 

自分も御多分に洩れずその中に

身を置くことになり早2年の月日が過ぎた。

 

そんな今、感じているのは

 

 

「会社員の時よりは楽しいけど、

 これはこれで生きている手応えがない」だ。

 

 

 

冷たい世間の目にさらされ

もはや、「偉くなりたい」「有能だと思われたい」という

自己顕示欲が限りなく薄まった中、そう心の声が発している。

 

 

そして、その手応えって奴は、恐らく

格好つけでも何でもなく、2年前に、言われた

 

 

ギブギブギブ

 

 

の他者貢献意識から得られるものなのだろう。

 

 

 

そう、どんな人間も潜在的に人の役に立ちたくて

その時に、とてつもない力を発揮するような気がする。